赤を啜り、終焉は虚無と知る
赤ペディア -ネタバレ編-

”赤ペディア -超ネタバレ編-”

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超ネタバレ人物設定 ・・・

<マゼンタ>

本編でも国王として君臨。その影響力は健在である。
特にバーミリオンとシナバーに対する信頼は厚い模様。
大陸統一の実現を目指す最中、バンパイア達に以前の様に妨害をされることになる。
敵の指揮官がクリムゾンだと分かった時には冷静を装っていたが、珍しくカーマインを叱責するなど、多少の動揺があったそぶりを見せる。
リサージの裏切り、ギュールズの襲来の際にはシナバー、バーミリオンに守られながら脱出するが、クリムゾンによって逃げ道を塞がれる。そしてクリムゾンの口からかつての真相を知らされた時は動揺し命乞いをする。しかし当時何も疑わずに自身と家族を処刑されたことを憎むクリムゾンに一蹴され、真相を知られたシナバーの手によって殺害される。

<バーミリオン>

バンパイアがマゼンタ領内東部の砦を陥落した際、奪還するために自身の部隊を率いて戦場へと繰り出す。そしてアインスのいないバンパイア相手にその圧倒的な戦力で勝利を収める。その戦場で、王国の主要メンバーの中で一番最初にクリムゾンに再会を果たす。
東の砦がバンパイアに陥落させられ、東部都市国家の危機を救う為、自身の部隊を率いて掃討に向かい、その最中邂逅を果たす。
その事実を王国へ持ち帰り、バンパイアとの戦いに備えるようマゼンタ王に命じられる。
しかしその矢先、リサージによる東部都市国家の離反と王国に対する宣戦布告、バンパイアの襲撃を受け、マゼンタ、カーマインを守りながら戦場へと身を投じる。
クリムゾンがシナバーを討った後に、クリムゾンの前に現れ、断られることを前提で手を組まないかと申し込むが、クリムゾンには拒絶される。手負いのクリムゾンを追いつめるが、止めを刺す直前にまだ息のあったシナバーに短銃で撃たれる。
激高し、シナバーに止めを刺し、互いに手負いの状態でクリムゾンと最後の戦いを繰り広げる。

<バーガンディ>

目的の為には手段を択ばない冷酷な面を持ちながら、王国会議の際にはバーミリオンと悪ふざけを行うなどお茶目な一面を持つ。
しかし、オーカーがカーマインの依頼によってエカルラート暗殺事件について調べるために話を聞かれた際に、過去の事を伝えるが、遠回しに深追いをすることへの忠告とシナバーへの警戒を促している。
バンパイアの指揮官がかつて殺したはずのクリムゾンだと知った時もそれほど取り乱さず、冷静に対応策を講じていた。
ソルフェリノがオーカーを気に入り、彼を追いつめてから何かをしようとしている事を察してはいたが、その全てを見抜いてはいなかった。
リサージ・アリザによる宣戦布告の際にはアインス・ギュールズと対峙する。マゼンタ王、カーマインを逃がすために単身、殿を務めようとする(後にニールが加勢)。
バーミリオンに匹敵若しくは凌駕するギュールズ相手に死闘を演じるが、新人騎士であるニールとの共闘では分が悪かったため、それをアリザに指摘される。裏切り者でありながら自らに対等な態度をとるアリザに自信がエカルラート殺害を企てた一人だとニールにばらされ怒りを覚えたからか、ニールの足を剣で貫き行動不能にし、ギュールズと対峙する。
リサージはそんな彼女の様子を「かつて烈火の将軍と呼ばれたその人その者」を評した。
その後、ギュールズを後一歩と言う所まで追い詰めたが、本気を出したギュールズに逆に追い詰められ、自身を守ろうとしたニールを庇おうとしてギュールズに斬られてしまう。
そして最後は「見事な散り際」とアリザに止めを刺される。

<ソルフェリノ>

オーカーとニールの上官であるが、かつてクリムゾンに命を助けられたと言うオーカーに興味を持つ。しかしクリムゾンの事を知りたがるオーカーに、自身からは何も伝えず、敢えてカーマインの口から彼を救った男が国の大罪人であると伝えさせたりするなどして、彼とカーマインの葛藤などを楽しんでいる。
人間が後悔する瞬間を見る事で興奮を覚えるタイプの人間だと思われる。
友人であるカーマインの事でさも自分の観察する玩具としてしか見ておらず、情は薄い。
オーカーに関しても、自分に憧れを持たせた上で、その自分がクリムゾンを陥れエカルラート殺害の首謀者の一人だと知った時にどのような反応・表情をするのかが見たくて彼に接触を繰り返してきた描写がある。
バンパイアアインスであるシャドとは因縁めいたものがあり、何度も剣を交える。
しかしお互いに性格及び性癖が歪んでいるせいか、同族嫌悪な面を見せあい相容れる事は無い。またアリザの事も本能的に嫌っており、その本質をどこかで気付いていた様である。
真実に気付き始めたオーカーを、頃合いだと判断し、バンパイア襲撃に合わせて彼を殺害しようと試みるが、あと少しと言う所でシャドに邪魔をされ、彼女と最後の戦いを繰り広げる事となる。
死闘の行方は明らかにされはしないが、マゼンタ王国陥落時にシャドに一人の女性が引きづられている描写がある。
バンパイアが大陸を支配した後、カーマイン率いる革命軍が旧マゼンタ城に乗り込んだ際、オーカー達の前に立ちはだかったのが、バンパイアツヴァイにされたソルフェリノだった。
シャドの眷属となった彼女は微かに残る意識の中、バンパイアとしてオーカー達と交戦、その圧倒的な戦力で人間達を追いつめるが、セキとコウにオーカーが殺されそうになった時に、オーカーを守るように二人を殺害する。そしてそのままオーカーをも殺そうとするが、微かに残った人間としての意識がそれを妨害し、その隙にオーカーの手によって葬られることとなる。その最後は、オーカーの後悔する顔を見れたから幸せだと伝えて息を引き取った。

<シナバー>

王国内で絶大な影響力、発言力を有している。
マゼンタ王に様々な進言を行い、信頼を得ている。カーマインとも婚約を結んでいるが、まだその仲に大きな進展はない。
公以外の場では「姫」をつけずに「カーマイン」と呼ぶ。しかしカーマインからはシナバー「将軍」と呼ばれ続けている。
しかし本人は焦りは感じておらず、大陸の統一を迎えた暁に正式に婚姻をするつもりである。
マゼンタ王国では数々の改革を進めている最中であり、試作ながら蒸気機関車の運用も始めている。また銃器の開発にも力を入れており、最新式のライフルを量産している。
クリムゾンが生きていると知った際には動揺していたが、すぐに対策を練るなど以前ほど彼への執着は感じさせなかったが、バンパイアにマゼンタ城を襲撃された際に彼と再会を果たした際には、その執着を再び垣間見せる事になった。
クリムゾンによって自身が行った行為を知らされたマゼンタ王を殺害する。そしてクリムゾンと因縁の戦いを迎えるが、剣では立ち会わず、自身が開発してきた銃で一方的にクリムゾンを追いつめる。しかし、止めは自らの手で刺そうとした事が仇となり、今度は自身の剣を使われクリムゾンに胸を貫かれる。
その時点で死んだものと思われていたが、バーミリオンが自分が手傷を負わせたクリムゾンを追いつめている様を薄れゆく意識の中で見ており、その事に怒りを覚えたからか、最後の力を振り絞りバーミリオンを銃で撃ちぬく。自分以外の人間にクリムゾンが殺されるのは許せなかった様である。しかし邪魔をされたバーミリオンによって止めを刺される。
結果として、そんなシナバーの行動がクリムゾンを救うこととなった。

<カーマイン>

オーカーと出会い、かつてクリムゾンに命を救われたと言う彼に興味を抱く。
暗殺事件当時王国にいなかったオーカーに、暗殺事件について再度独自に調査することを依頼する。
バンパイアが再び現れた際には、危機感を募らせるが、周りの説得もあり対策をシナバー達将軍たちに一任する。しかしマゼンタ王が不在の折に東の砦が陥落した報告を受けた際には、父に代わりシナバー達へ毅然とした態度で指示を出す。
その後、近隣諸国がマゼンタ領内へ侵攻してきた混乱に乗じ、リサージが王国との同盟を破棄し宣戦布告をした際には、アリザが彼女たちに見捨てられたと考え激高した。
しかし直後、彼女の本心を聞かされることになり、その内容と自分の浅はかさにショックを受ける。
その後、バーミリオン・シナバーにマゼンタと共に避難するも、クリムゾンがバーミリオンを殺害後にその場に来てしまう。状況からマゼンタ、シナバー、バーミリオンをクリムゾンが一人で殺害したと思い込んでしまい、彼の言葉を真に受けて、その憎しみを露わにする。オーカー、シンシャの活躍で何とか逃げ出すことに成功するものの、マゼンタ城はバンパイアに奪われてしまう。
マゼンタ城陥落後はオーカー、シンシャらと各地の敗残兵を集め、バンパイアへ反撃の機会を窺う。この頃より王女ではなく、王としての自覚を持ち始めており、個人的な感情だけではなく、大局を見ながら発言・行動するようになる。そして生まれ持ったそのカリスマ性を発揮し、バンパイアに反抗する勢力をまとめ上げる。
最期の戦いでは、クリムゾンの考え方を正面から否定し、人間の可能性を訴える。
しかしその中でもクリムゾンがかつての姿を失っていないことを確認し、友人として自分を信じて欲しいと伝える。その言葉がきっかけとなってクリムゾンはまるでカーマインに想いを託すかのように死んでいく。
その様子を最後まで見届けるが、本当に自分がその想いに応えられるのか疑問に感じるが、オーカーの支えもあり、前に歩きはじめる。
本編後は、大陸同盟のリーダーとして戦後の復旧作業や、各国との協定を制定するなど、人間を導く事に尽力する。
クリムゾンが彼女に語った暗殺事件の真相が嘘だと言うことにはどこかで気付いており、しかし嘘を付いたクリムゾンの想いを察しながら常に葛藤していた模様。

<アリザ>

王国内では常にカーマインと行動を共にし敬愛を現しているが、それはいずれ訪れる裏切りの日を楽しむ為の物である。
王国会議中は常に周りの目を気にしながら演技をしている。
東部都市国家目前までバンパイアが迫った時も、実際は襲撃まで至らないことを知りながらも、大勢の前で涙を流し、故郷を救うように懇願した。
全ての準備が整い、リサージが宣戦布告を伝えに来た際にその本性を現す。
カーマインへこれまでの自分が偽りであったことを伝え、彼女がショックを受ける所を見て満たされる。その後はギュールズ・リサージと行動を共にし、バーガンディがギュールズに敗北したところで、彼女に止めを刺す。
一緒にいたニールにも止めを刺そうとしたところを、ギュールズに止められる。
マゼンタ王国陥落後は連合国家へ合流し、アインスとなるためスカーレットに尽くす。
彼女の目的は自分を虐げてきた世界への復讐であることから、自分を人質としてマゼンタ王国へ送り込んだ自分の父をも将来的には殺害しようと思っていた模様である。
アインスとなり、世界を支配しようとするも、アインスとなる前にスカーレットが死亡してしまう為、絶望する。直後クリムゾンに殺害されそうになり、傍にいたリサージに助けを求めるが拒絶されてしまう。
その直後カーマインたちが助けに来る。そのまま終戦を迎え、人間を裏切った罪人として拘束される。
しかしショックが大きかったせいか、上手く喋ることが出来なくなってしまう。

<リサージ>

当初はマゼンタ王国へ東部都市国家からの外交官として登場。表面的に良好な関係を築いているように見せている。
水面下ではクリムゾンと手を組み、マゼンタ王国崩壊のシナリオを創っていた。
マゼンタ王国に敵対する国に、連合国家への加盟を促し、マゼンタ包囲網を敷くための算段を行う。その際の交換条件として、王族や権力者へのアインスへの進化を約束していたが、実際に約束を守るつもりは無く、利用するだけ利用して捨てるつもりでいた。マゼンタ城攻略戦では、バンパイアへの対策を講じるシナバー達の前に現れ、先手を打ち宣戦布告をし、開戦を告げた。そして同時にそれは将軍たちをその場に足止めをする作戦でもあり、クリムゾンが到着するまでの時間を稼いだ。
自分を見下していたマゼンタ王国の要人達が倒れていく様を嬉しそうに眺めていた。
マゼンタ城陥落後は、バンパイア達と行動を共にし、一日も早くスカーレットに気に入られアインスになろうとする。またその先も見据えて、人間を養殖し、バンパイアの世界を作ることをスカーレットに提言するなどしたが、その考えはスカーレットの望むものではなかった為、相手にはされなかった。
スカーレットとクリムゾンの裏切りを受けて、自分の目的が果たせなくなったことを理解し、クリムゾンに殺されそうになったアリザに助けを求められるも、その手を振りほどき逃走。その後の行方は不明となった。

<シャド>

劇中で最初にマゼンタ王国の前に現れるバンパイアアインスである。
遠征中にオーカー達の部隊を襲撃、ニールを殺害(後に生存が確認される)しオーカーを食事として食おうとしたところを、ソルフェリノに邪魔をされる。この時からソルフェリノとは因縁を感じ、執拗に狙うようになる。
その後、クリムゾンの命を受けモモコを攫いに来るが、これもソルフェリノに妨害される。
マゼンタ城攻略戦では、オーカーを狙うソルフェリノを妨害し、初めて自身がソルフェリノの邪魔を出来た事に喜ぶ。その後ソルフェリノと死闘を繰り広げる。
死闘の行方は描かれてはいないが、マゼンタ城陥落時、彼女がソルフェリノらしき女性を引き摺っている描写がある。
その後、セキ・コウの言葉から彼女がソルフェリノをバンパイアツヴァイにした事が説明される。
しかし彼女自身もソルフェリノとの戦いで多くの傷を負ったらしく、マゼンタ城陥落後しばらくはその行動を制限されていた。しかしその為かスカーレットの様子が変化していくことにいち早く気付き、その事についてクリムゾンへ抗議するが、その途中スカーレットが倒れる。
スカーレットが意識を取り戻した後は、彼女の話を聞き、スカーレットの夢の為に自分が出来る事を必死で考え、それを叶えることが出来る唯一の存在であるクリムゾンをギュールズから守る事だと結論を出す。自身が嫌っていたクリムゾンを守りながらも、彼に自分とスカーレットの夢を託し、ギュールズに斬られるが、最後まで彼女を止めようとしながら絶命する。

<ギュールズ>

クリムゾンの命を受け、リサージの護衛としてマゼンタ王国へと出入りしている。
シャドがクリムゾンにキレて暴言を吐いている時も、彼女を嗜めるなどバンパイア側のリーダー格として動いている。
物語中盤までは目立った行動を起こしていないが、マゼンタ王国侵攻作戦が発動されると、リサージと共にマゼンタ城へ現れ、宣戦布告をしたリサージがバーガンディに斬られそうになったところを、即座に剣を抜きこれを止める。
その身のこなしと、身体能力からバーミリオンに一瞬でアインスと見破られる。
マゼンタ、カーマイン、バーミリオン、シナバーを逃がすために残ったバーガンディとニールを相手に戦いを繰り広げる。
烈火の将軍として自身に立ち向かって来たバーガンディに一時は押し込まれるが、これを撃破。止めを刺そうとしたところを邪魔したニールを先に殺そうとするが、バーガンディが身を呈して彼を守ったことから、一気に彼女への興味を失い躊躇なく剣を突き刺す。
その後、アリザがニールも殺そうとしたところを制止、自分を憎み強くなって会いに来いと挑発する。疑問に思うアリザ達に、バンパイアとしての自分の楽しみはこれしかないと語る。
マゼンタ城陥落時はクリムゾンと相対していたカーマインたちの前にスカーレットらと共に現れ、カーマインたちを殺そうとするも、クリムゾンに止められる。
その因縁を知りながらも、敢えてクリムゾンに答えを求めるがスカーレットに止められる。
マゼンタ城陥落後はアリザ、リサージと共に行動することが多くなり、人間としてバンパイアの世界を語る彼女たちに少しずつ影響されていく。
スカーレットが倒れた時は激しく動揺し、すぐに彼女を大森林へ連れ帰ろうとするが拒まれる。そして彼女の目的を聞くも、認めることが出来ずクリムゾンを殺害しようとするが、これをシャドに阻まれる。
道を違えたシャドを躊躇いながらも切り倒し、クリムゾンを追うもそこで動かなくなったスカーレットを目の当たりにし、激高。クリムゾンと最後の戦いを繰り広げる。

<セキ>

クリムゾンの命を受けて、マゼンタ王国へと不満を持つ国や、敵対する国へリサージが用意した書状を届けていた。
またその際に、拒絶をしたり、自分たちに危害を加えようとした人間達は殺害し捕食していた模様である。
マゼンタ城攻略戦では城内へ侵入し、シナバーと知らずにコウと共に交戦。しかし途中でシナバーに気付き、クリムゾンの獲物だと思いだし一目散に逃げ出す。
マゼンタ城陥落時はスカーレットらと共にカーマインたちの前に姿を現す。
マゼンタ王国陥落後は、クリムゾンの命を受け連合国家に従わない国々へ侵攻。制圧した国の国民全てをバンパイアへと変えるか、喰らい全滅させていた。
スカーレットが倒れた際には、マゼンタ城へ攻め込んできたオーカー達をスカーレットの食事として捧げる為出陣する。オーカー、ニールと戦いを繰り広げ二人を圧倒。更に楽しむ為に、バンパイアツヴァイとなったソルフェリノを投入する。
人間が戸惑い戦う姿を見え笑顔を浮かべ、オーカーがソルフェリノに追い詰められた時に、ソルフェリノを制止し、止めを刺そうとしたところを、人間の頃の強い執着を残していたソルフェリノに止められ、コウを殺害され激高。ソルフェリノを殺そうとするが、逆に斬られてしまう。コウの元へ行こうとするも、ソルフェリノに止めを刺され絶命。

<コウ>

クリムゾンの命を受けて、セキと共にマゼンタ王国へと不満を持つ国や、敵対する国へリサージが用意した書状を届けていた。
またその際に、拒絶をしたり、自分たちに危害を加えようとした人間達は殺害し捕食していた模様である。
マゼンタ城攻略戦では城内へ侵入し、シナバーと知らずにセキ共に交戦。しかし途中でシナバーに気付き、クリムゾンの獲物だと思いだし一目散に逃げ出す。
マゼンタ城陥落時はスカーレットらと共にカーマインたちの前に姿を現す。
マゼンタ王国陥落後は、クリムゾンの命を受け連合国家に従わない国々へ侵攻。制圧した国の国民全てをバンパイアへと変えるか、喰らい全滅させていた。
スカーレットが倒れた際には、マゼンタ城へ攻め込んできたオーカー達をスカーレットの食事として捧げる為出陣する。オーカー、ニールと戦いを繰り広げ二人を圧倒。更に楽しむ為に、バンパイアツヴァイとなったソルフェリノを投入する。
人間が戸惑い戦う姿を見え笑顔を浮かべ、オーカーがソルフェリノに追い詰められた時に、ソルフェリノを制止し、止めを刺そうとしたところを、人間の頃の強い執着を残していたソルフェリノに止められ、その剣で斬られてしまう。
まだかろうじて息を残していたが、直後に目の前でセキが同じくソルフェリノに殺害される光景を見ながら絶命する。

<モモコ>

本編では、カーマインの依頼を受けたオーカーがニールと共にモモコの元にやってくる。
しかし王国の人間を信用していないため、追い払おうとするが、クリムゾンと因縁のあるオーカーの言葉を聞き、心が揺れる。そして彼らに昔の事を語り始めるが、最中にシャドが乱入し、モモコを攫おうとする。オーカーとニールに守られ逃げ出すが、二人が心配になった為、窓から様子をうかがっていた。その直後に、ソルフェリノがやってきたことでその場から逃げ出す。
その後、路地裏まで逃げるが、そこへシャドを追っていたはずのソルフェリノと遭遇する。シナバー同様、ソルフェリノ達の事も怪しんでいた為、彼女が自分の前に現れた事に恐怖を感じる。しかしそれを察したソルフェリノによって、国の反逆者として粛清されてしまう。
駆けつけたオーカーたちに最後の力を振り絞り、真実を告げようとするが彼らの背後に立ち冷たい視線を向けるソルフェリノに気付き、オーカー達の身を案じ「将軍に気をつけろ」とだけ言い残して息絶える。

<スカーレット>

本編では連合国家の象徴として君臨し、バンパイアそしてマゼンタ王国に敵対する国々を率いている。しかしその立場は自身が望んだものではなく、あくまでもクリムゾンがマゼンタ王国を滅ぼすための戦力を揃えるために立たせている物である。
事実、バンパイア・アインスになれば永遠に近い寿命を手に入れることが出来るとリサージが各国の権力者を集め、彼らの前に姿を現すことで士気を向上させた。
マゼンタ城攻略戦では前線に立つことは無く、大勢が決してからアインスと共にカーマインたちの前に現れた。カーマインらを殺そうとしたギュールズを止めたクリムゾンの思惑を見抜き、彼の心を見透かしたような言葉をかける。
マゼンタ城陥落後は、マゼンタ城に留まり大陸統一の指揮を執る。
しかし急速に増えすぎたバンパイアの食糧不足と、マゼンタ王国を始め近隣諸国が戦争の為技術革新を推し進めた結果、自然を汚染し始めた影響を受け、倒れてしまう。
その後、意識を取り戻した際に、自身が倒れる事を承知していたことや、何故大陸統一をするのかを語り始める。
彼女の望みは、大地を枯らし始めた人間を滅ぼすこと。しかしそれは人間を食料とするバンパイアが生きていけなくなることを意味していた。スカーレットはそれを承知でクリムゾンと手を組んだのだった。
自分を信じて生きてきたアインス達に死ぬことを要求する形になってしまったことに謝罪の言葉を口にし、衰弱した自分を殺すようクリムゾンに求める。
そして誰もいなくなり、自然あふれる大陸を夢見て死んでいく。

<クリムゾン>

バンパイアを率いる指揮官として登場。
マゼンタ王国を滅ぼすため人間であるリサージと接触し、マゼンタ王国と敵対する国や不満を持つ国に協力を持ちかける。その交換条件に権力者にバンパイアの力である、永遠に近い寿命を提示する。それが奏功し、水面下で彼とスカーレットの元には多くの人間が集い、連合国家を創り上げる。そしてマゼンタ王国へと侵攻を始める。
最初はマゼンタ王国の東の守りの要である、砦を制圧する。しかしこの侵攻自体は陽動であり、マゼンタ王国の目を外部に向ける為の布石であった。その為、直後バーミリオンが砦奪還の為進軍して来た際も、最小限の被害で撤退する。その鮮やかな撤退に疑問を持ったバーミリオンの前に姿を現し、生きていたことを告げる。
連合国家を自在に操り、各方面よりマゼンタ王国領土へ進軍させ、マゼンタ王国軍が各方面への対策に追われている隙を突き、マゼンタ城への直接侵攻を開始する。
計画した通り、警備が薄くなっていたマゼンタ城へ侵入し、逃走中のマゼンタ・シナバーと再会する。そしてマゼンタにエカルラート暗殺の真相を話すも、マゼンタはシナバーに殺害される。シナバーが自身に抱いていた執着についても聞いたが、関心を持たずに対峙する。彼の短銃によって追い込まれるが、油断したシナバーの隙をついてこれを殺害する。
しかし何発も撃たれ、満身創痍の彼の前にバーミリオンが現れる。ここで全ての元凶がバーミリオンだと確信したが、現王国最強の彼女の前にやられそうになるが、クリムゾンを殺すことに執着したシナバーがバーミリオンを短銃で撃ったことで結果的に助けられ、バーミリオンを殺害する。
直後現場に現れたカーマインと邂逅。親友であった彼女を前にして、過去の真相を話すか逡巡するが、今さら後戻りをすることが出来ないと言うことと、話せば彼女が自分自身を責めることになると考え、敢えて嘘を貫くことを決意。彼女が自分を恨むように仕向ける。
クリムゾンがカーマインを見逃した理由はスカーレットには見透かされていた模様。
マゼンタ王国陥落を成し遂げた事で彼の目的は達したように見えたが、そのままスカーレットの目的のために戦うと改めて彼女に伝え、協力体制を継続する。
マゼンタ城陥落後は、各地の人間達をバンパイアドライへと変え、急速に戦力を増強し、大陸統一目前まで迫った。しかしスカーレットと彼の目的は大陸統一ではなく、人間とバンパイアの滅亡だったため、時期を悟りスカーレットの殺害とアインスへの粛清を開始する。
スカーレットと全てのアインスがいなくなった後、残った人間の滅亡を目指すが、そこへカーマインたちが立ちはだかる。